子どもがいない自分にとって、
今の立地に店を持てたということは
毎日タダで夢の国に行っているのに近い感覚がある。
住宅街であり、
小学校・保育園・幼稚園・習い事関係の施設・公園…
が周囲に「これでもかっ!」と集結するため、
午前中から子連れママが来てくれる。
それは、
癒やしと学びが一度にやってくるようなものだ。
子どもたちもおもしろいのだが、
子どもたちのママもまたおもしろい。
おもしろい存在がぶつかり合いながらやって来るので、
1組、2組と来店が重なれば、
店頭は一気に賑わい、テーマパークと化す。
子どもはかわいい、そしてうるさい。
だからいい。うるさくていいのだ。
近所にも小さな子どもがいるお宅が多い。
朝が遅い我々は、
泣き声や叫び声で叩き起こされることもしばしばあるが、
心底思う…「ママたち、頑張れっ!!!!」って。
うるせぇな! とか、
静かにしろ! とか、全然思わない。
きっと一瞬で終わってしまうであろう貴重な時期を
目の当たりにさせてもらって、正直ありがたい。
もしかしたら、我々には縁の無い時間かもしれない。
子どもがいないから無理解であると思われたくはないが、
なんせ分からないことだらけであることは確か。
近所の子育て世帯や子連れのお客さんから、
今、自分では体験できない大きな学びがあると思っている。
自分たちに出来ることは何もないかもしれないけれど、
ここに今後、「お客さん日誌」という連載を始めたいと思う。
我々とお客さん(子どもからお年寄りまで)との関わりを
コミカルに書き記すことで、
笑ったり、一緒に考えたりしてもらえる読み物になれば嬉しい。
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